えなにオレのオ。

小説-えなにオレのオ。|イメージ画像

 ――チンピラその三――「おいっおま。えなにオレのオ。ンナじろじ。ろ見てんだ。よ、」最近良く耳にする言葉だ。完全に映画の主人公になっているオレは、自分の腰にぶら下がっていた銃で、空に向かい、何も無い空間を、打ち抜いて見せた。威嚇射撃であった。

 そのチンピラは、「て。めえ。やるっとい。うことだなう。らぐちにでろここで。はみせにめいわくがかかる、」「ああっ、何処へでも言ってやる。」ふと『同じパターンだな。』と思い、いつもの女を捜した。居た。誰かは知らないが、どこかで見掛けた記憶が残るオンナが。

 我に帰って,自分の記憶を辿って見た。指折り数えていると、そのチンピラが「おま。えちょっとおか。しんじゃ。ないのか、」そのチンピラのしゃべりかたは、この前に比べて、少し勉強しているらしく『点と丸が無い』と言う事に気がついている。その点は褒めよう。だがその喋り方では、誰も解ってくれない。丸と点の意味を間違っている。その上、区切り方が変だ。

 読む人は多分、適当に訳して理解している事だろうと思った。そして、その後は映画のストーリーどおり進んだ。だが一番の問題はこれからだ。とりあえず走って逃げた。この前の件が有るからだ。それに今の俺の顔には青あざが残っている。左目の周りに、輪になって出来ている…私の顔はパンダであるに続く。

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